クリティカルマスという自転車デモンストレーション中に出動した警官が、参加者一名を襲ったという昨年のニュース映像。

クリティカルマスとは、公道を使った自転車乗りによるロードシェアを求めるデモ。
建前上はクルマが渋滞するように、道路に自転車があふれかえることで、道路を使うのはクルマだけではないことを際立たせる結果が企図されている。しかし、一部に企図する者があったとしても、建前上は自然発生(煽ってきた後続車に嫌がらせをしようとゆっくり走るクルマがあったとしても、その結果渋滞する後続に悪意はないのと一緒)。
その建前ゆえに、違法性がグレーゾーンにある。

この沈静化のために駆り出された警官だが、あざけるように通過していく自転車に業を煮やし(おそらく、微細な違反やポーズで侮蔑したなどの別件を見つけて標的を定めたものと思うが)、通過しようとした一台だけを突き飛ばす。
警官の中には権威主義の固まりのような奴がいて、そういう奴はこんな暴挙にも走りやすいのだろう。

過去、警察のクリティカルマスに対する対応には、参加者のふりをして検挙したり、突然突き倒すなどの嫌がらせが行われており、平行して大量検挙が行われている。
この不当な対応に先鋭化した参加者において「Still We RIDE(それでも乗り続ける)運動」などが盛り上がった事がある。